【注意喚起】「ＥＴＣの2回目の違反があります 時間内に対処してください（ＥＴＣ利用照会サービス）」などというタイトルのフィッシングメールにご注意！ 21.09.29  （更新: 22.04.15）

「ETC利用照会サービス」からのメールを装う、下記のフィッシングメール（迷惑メール）が確認されました。

メールの件名は、
「ＥＴＣの2回目の違反があります 時間内に対処してください（ＥＴＣ利用照会サービス）」
「ETCサービスご利用者様へ大切なお知らせ」
などとなっています。

差出人は、
「"ETC" <account-japan@lino7.cn>」
「ＥＴＣ利用照会サービス <account-update@etc-meisai.jp>」
「ＥＴＣ利用照会サービス <admin@ml.etc-meisai.jp>」
「"etc-meisai" <kefu@hhdfqvt.cn>」
などとなっており、不審な中国ドメイン（.cn）や実際のETC利用照会サービスサイトのドメイン「etc-meisai.jp」と同じ場合もあります。
（※差出人は偽装されており、もちろんETC利用照会サービスから送信されたメールではありません。）

他にも、下記のような件名、差出人が確認されています。

本文は、何が言いたいのか非常に分かりにくい文章ですが、システムアップデートのために支払い方法を更新しないと、サービスが継続できないかのような不安を煽る内容となっています。

メール本文のリンク先はフィッシングサイトですので絶対にクリックしないようご注意ください。

本文中のテキストリンクやリンクアドレス、ボタンリンクなどをクリックすると、

https://etc-meiasaijp.cf?user_token=[あなたのメールアドレス]
https://etc-melsol.jp.hitr8tioa.xyz
https://etc-sximso.jp.iut3rtu.xyz
https://etc-maisal.jp.gsdf9rti.top
https://www2.etc-melsol.jp.iiot1jut.xyz
https://etv-meisao.jp.lzo1feh.xyz
https://etc-meisai.aiguzhuang.cn?funccode=～
https://www-etc-meisai-jp.antrfy.shop?logon
https://www.etc-meisai.6g25pp.cn/

などというURLで、本物そっくりのフィッシングサイトに誘導されますので、絶対にクリックしないようご注意ください。

ETC利用照会サービスのドメイン部分は「etc-meisai.jp」
ETCマイレージサービスのドメインは「smile-etc.jp」
ですが、フィッシングサイトの方は

etc-meiasaijp.cf
hitr8tioa.xyz
iut3rtu.xyz
gsdf9rti.top
iiot1jut.xyz
lzo1feh.xyz
antrfy.shop
aiguzhuang.cn
6g25pp.cn

などという不審な中国のドメイン「～.cn」や、全く関係のないドメインとなっていますので、騙されないようにご注意ください。

本文は下記です。
複数パターン確認されています。

本文内のリンク設定は削除しています。

本文は、
「～近いうちに弊社は～」
「～このサービスを継続希望の～」
「～深くお詫び申 し上げます。ご了承ありがとうございました。～」
「～一時的に無効に変更することをお知らせ します。～」
「～このメールは重要なお知らせとして、メー ルを受信希望しないお客様にもお送りいたし ます。ご理解いただき、ありがとうございま す。～」
「～このメールがご不明点がありましたら、～」
などと、不自然な日本語が目立ちます。

ちなみに、「リマインダー」とは、パスワードを忘れてしまった際に、何らかの方法でシステム側がユーザーの本人確認を行い、ユーザー自身でパスワードの再設定などを行えるようにする便利機能のことです。

ただ、「アカウントリマインダーリスク」といった専門用語をこのような一般の顧客に向けたメールに使用するのは不自然です。

下記のようなパターンも確認されています。

本文内のリンク設定は削除しています。

本文は、句読点が抜けていたり、
「～警告いたします」
「～ないかたは、～」
などと、少し違和感のある日本語が確認できます。

下記のようなパターンも確認されています。

本文内のリンク設定は削除しています。

本文はこちらもほぼ同じで、不自然な日本語が目立ちます。
URLアドレスがそのまま記載されており、その後が上記のパターンと異なります。
「～受付日を含め3日間以内に本登録の手続きを行ってください。～」
とありますが、何の受付日でしょうか・・

下記のようなパターンも確認されています。

本文内のリンク設定は削除しています。

本文は、
「フィッシングメールが氾濫し、～」
「～ユーザーの財産が被害を受けないようにしている。～」
「～指示を受けた后、～」
「～警視庁特殊詐欺担当に通知し、～」
「～銀行にクレジットカードとカードの凍結を通知～」
「～警視庁の詐欺部門が捜査に入ります」
「～ユーザーは、あなたのアカウントにリスクがあることを示す」
「～そうしないとETCアカウント、～」
「～銀行を利用できなくなります。」
「これをクリックして検証」
「～深くお诧び申し上げます。ご理解ありがとうございます。」
「*残念ながら、12時間以内に確認できなかった場合はお知らせいたします。～」
「アカウントをロックし、～」
「～電子メールをご希望のお客様には送信いたします。ご理解ありがとうございます。」
「～ETCサイトまでご連絡ください。」
などと、日本語が不慣れな人がかなり無理して作っているような、完成度の低い文章です。

くれぐれもメール本文中に設定されているリンクアドレスはクリックしないようご注意ください。